藤前干潟で考える環境問題 干潟・海の環境保全のために私たちができること
藤前干潟は、大都市・名古屋に隣接し、大規模な埋立てが進められてきたなかで、わずかに残された干潟です。季節ごとに様々な渡り鳥が飛来し、泥のなかにはカニやゴカイなど多様な生きものが生息する都市部に残された貴重な自然環境です。かつて、ごみ処分場場計画により埋め立てられる危機にありましたが、長年の市民による保全活動により守られたという歴史を持ちます。2002年には国指定の鳥獣保護区となり、さらに湿地環境を保全するための国際的な条約である「ラムサール条約」の登録湿地にもなりました。藤前干潟で行われている環境学習や体験活動を通じて、干潟やその先の海の環境問題について学ぶことができるほか、ごみ拾い等の活動を通じて、実際の環境保全活動を行うこともできます。
- 対象
- 小学生
- 中学生
- 高校生
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事前学習
◦自分が毎日どれだけのごみをだしているか考える
◦干潟の役割について調べる -
現地学習
◦藤前干潟での環境問題と保全についての話を聞く
◦季節ごとに降り立つ野鳥を観察して、干潟の大切さを考える
◦干潟での生きもの観察、ごみ拾い -
事後学習
◦プログラムを通して、ごみと生きものの関係性について考える
◦自分が住んでいる地域でできる環境保全活動は何かを考える
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場所
稲永ビジターセンター
藤前干潟活動センター
名古屋市野鳥観察館 -
料金(税込)
稲永ビジターセンター: 体験料:応相談 入館料:0円
藤前干潟活動センター: 体験料:0円 入館料:0円
名古屋市野鳥観察館 : 体験料:応相談
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受け入れ人数
稲永ビジターセンター: 1名~30名※30名以上は応相談
藤前干潟活動センター: 1名~30名
名古屋市野鳥観察館 : 応相談
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体験所要時間
稲永ビジターセンター: 30分〜(応相談)
藤前干潟活動センター: 60分
名古屋市野鳥観察館 : 応相談
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事前予約
稲永ビジターセンター: 1週間前までに稲永ビジターセンターと藤前干潟活動センターへ電話にて要予約
藤前干潟活動センター: 1週間前までに名古屋市野鳥観察館へ電話にて要予約
名古屋市野鳥観察館 : 藤前干潟活動センターまたは稲永ビジターセンターへ電話にてご相談ください
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受入可能時間
稲永ビジターセンター 9:00~16:30
藤前干潟活動センター 9:00~16:30
名古屋市野鳥観察館 9:00~16:30
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当日準備物
稲永ビジターセンター: 筆記用具(体験内容により追加の持ち物が異なります)
藤前干潟活動センター: 筆記用具
名古屋市野鳥観察館 : 汚れてもいい服装
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取消料
稲永ビジターセンター: なし
藤前干潟活動センター: なし
名古屋市野鳥観察館 : なし
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休業日・休館日
稲永ビジターセンター : 毎週月曜日と火曜日
※月曜もしくは火曜が祝日(もしくは振替休日)の場合は水曜日
※月曜、火曜ともに祝日(もしくは振替休日)の場合は、祝日あけの2日間藤前干潟活動センター : 年末年始(12月29日~1月3日)
名古屋市野鳥観察館 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
第3水曜日(祝日の場合は第4水曜日) -
予約先電話番号
稲永ビジターセンター: 052-389-5821
藤前干潟活動センター: 052-309-7260
名古屋市野鳥観察館 : 052-381-0160
藤前干潟保全の歴史と今の問題・干潟体感学習
稲永ビジターセンター・藤前干潟活動センターの館内にて、藤前干潟保全の歴史や今の問題について、スタッフのお話やDVD視聴、展示により学ぶことができます。また、実際に干潟に入り、泥の感触や生きものを「体感」することで、自然の不思議さや、生きものの大切さを感じ学ぶことができます。
※団体で干潟に入っての学習を希望される場合は、事前に必ずセンターにお問い合わせください。
名古屋市野鳥観察館でバードウォッチング
藤前干潟には年間を通して100種類もの野鳥が飛来します。
名古屋市野鳥観察館には、30台もの望遠鏡があり、季節ごとに飛来する様々な渡り鳥を観察することができます。館内では渡り鳥の飛来情報を知ることができるほか、スタッフが丁寧にバードウォッチングのポイントなども解説してくれます。
干潟・海の環境を守る ~藤前干潟でごみ拾い~
川を通じて干潟や海に流出したペットボトル等の容器やレジ袋などのプラスチックごみは、様々な問題を抱えています。海の様々な生きものが誤って飲みこんでしまい、命を落としてしまう場合もあります。
さらには、波や紫外線により細かくなったマイクロプラスチックは小さな生きものにも取り込まれていると言われています。干潟周辺でのごみ拾い活動を通じて、干潟や海の環境保全に貢献することができます。